タービンと減速装置を接続するためにはカップリングが必要不可欠であり、高速で回転するカップリングを保護するために、周囲をカップリングカバーで覆っています。
カップリングカバーはその他にも、タービンから滲み出る油を排油配管から油タンクに戻す役割も果たしています。

従来、カップリングカバーには熱伸縮を吸収するためにグランドパッキンを使用したスライド機構を採用していました。
しかし、回転に伴う油の撹拌による摩擦熱の影響や経年的な形状変化にてカップリングカバーのグランド部より油漏れが発生する事象が起きています。

軽微な油漏れの場合は増し締めを行って対処しますが、状態によっては増し締めでは解決できない場合もあります。

増し締めで解決できない場合は、スライド機構を無くすためにエキスパンションジョイント（伸縮継ぎ手）タイプへと変更することを推奨しております。

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