蒸気タービンローター精密点検
蒸気タービンにも健康診断が必要って知っていますか?!
蒸気タービンも長期に渡りご使用いただくと、経年による老朽化が少しずつ進んで行きます。
具体的には、タービン内部にて熱エネルギーを回転エネルギーに替える役割を果たしているローターが、遠心力やトルクが掛かる部品である為に、応力による亀裂(クラック)が生じる状態になっていく可能性があります。
安全性/健全性の確認を定期的に行うことが、安心して長くお使いいただく上で非常に重要です。
当社では8年毎のローター精密点検を推奨しております。
(参照:火力発電所の定期点検指針)
蒸気タービンの製造会社である新日本造機株式会社 呉製作所にローターを一度持ち帰り、健全性の点検を実施いたします。
点検方法は、バランスマシンを用いたバランス修正や、非破壊検査による欠陥の有無の確認等を行っていきます。
非破壊検査では、PAUT(フェイズドアレイUT)という方法を用いることで、動翼が嵌り込むローター溝部の欠陥検出方法の検査の技術力が向上し、より正確な点検を可能としております。
※PAUTとは、超音波探傷試験方法の一つです。
この機会にぜひ、蒸気タービンの健康診断を行いましょう。
バランスマシン
非破壊検査
PAUT
また、ローターに付着したシリカなどが堆積してこびりつくと性能が低下してくるため、性能を回復させるためには、ドライホーニングという手法で除去することが有効となります。
ドライホーニングによって、最大3%の性能回復をした実績があります。
性能低下を感じてきた方はぜひ、当社にお問い合わせください。
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