STEAM TURBINES MAINTENANCE 蒸気タービンのメンテナンス
蒸気タービンは大きく分けて、蒸気で回転するタービンローター、その周りを囲む車室、それらを支える軸受台という部分に分けられます。その他、数多くの部品から構成されており、使用するにつれて細部に汚れが付着したり、経年劣化により部品の摩耗が生じます。その結果、蒸気タービンが正常に機能しなくなるため、お客様に安心して長くお使い頂くためには定期的なメンテナンスが必要になります。また当社が扱っている蒸気タービンは、様々な施設内に設置されており、多様な環境下で使用されているため、メンテナンスに際し高度な技術が必要不可欠です。
当社ではお客様のご要望に基づいてメンテナンスメニューを決定し、その大小によって数日で終わるものもあれば、数カ月を要するものもあります。元請会社、当社、協力会社等、合わせて数十名から数百名で行う大規模な工事もあります。
当社ではお客様のご要望に基づいてメンテナンスメニューを決定し、その大小によって数日で終わるものもあれば、数カ月を要するものもあります。元請会社、当社、協力会社等、合わせて数十名から数百名で行う大規模な工事もあります。
蒸気タービンメンテナンスの作業工程
01
分解
当社では、まずメンテナンスを行う前に、外観の目視点検を入念に行います。蒸気漏れや油漏れがないか、不具合に繋がる目立った外傷はないか等、技術者の目で確認します。
次に分解作業を行います。単に製品を分解するのではなく、これまでの豊富な経験に基づいた知識を活かし、機械の状態を見極めながら作業を行います。分解することで内部の細かな部品まで精密に検査が行える状態にします。
次に分解作業を行います。単に製品を分解するのではなく、これまでの豊富な経験に基づいた知識を活かし、機械の状態を見極めながら作業を行います。分解することで内部の細かな部品まで精密に検査が行える状態にします。
02
清掃・検査
まず長期使用により生じた汚れを各部品ごとに清掃します。
蒸気の成分(シリカ)やサビ等が付着してできた堆積物、油焼け、油汚れ等をきれいに落とします。
次に摩耗、欠損、亀裂、変形等がないかを調べるため、目視点検や寸法検査を実施します。また部位によっては非破壊検査(ここでは表面付近の欠陥や割れの有無を調べる検査)も行います。
不具合のあった部分については、部品交換や修理を行います。
蒸気の成分(シリカ)やサビ等が付着してできた堆積物、油焼け、油汚れ等をきれいに落とします。
次に摩耗、欠損、亀裂、変形等がないかを調べるため、目視点検や寸法検査を実施します。また部位によっては非破壊検査(ここでは表面付近の欠陥や割れの有無を調べる検査)も行います。
不具合のあった部分については、部品交換や修理を行います。
03
組立
全ての清掃・検査を終えたら、製品を元の状態に組立てます。その際に、クリアランス(間隙)計測やアライメント(芯出し)計測等を行い、各種記録を取ります。前回の記録と見比べることで、長期使用による摩耗や経年劣化の傾向を確認する事ができ、部品の適正な交換時期の提案にも繋がります。
04
試運転
試運転を行う前に、各種の保安試験を行います。
例えば異常を知らせる警報がきちんと作動するか、故障が発生した際にきちんと機器停止するか等、お客様に安心してご使用頂けるよう、確認試験も入念に行います。
最後に、全体の動作確認である試運転を行います。運転状態を記録に取り、前回との差異がないか確認します。同時に、蒸気漏れや油漏れがないか、異音や振動が発生していないか入念にチェックします。
問題がなければお客様にご報告の上、引渡しを行い、メンテナンス完了となります。
例えば異常を知らせる警報がきちんと作動するか、故障が発生した際にきちんと機器停止するか等、お客様に安心してご使用頂けるよう、確認試験も入念に行います。
最後に、全体の動作確認である試運転を行います。運転状態を記録に取り、前回との差異がないか確認します。同時に、蒸気漏れや油漏れがないか、異音や振動が発生していないか入念にチェックします。
問題がなければお客様にご報告の上、引渡しを行い、メンテナンス完了となります。